最近買ったもの

新しくカテゴリ作ってみた。昨日給料日だったこともあり、久々にCD5枚ほど購入。まあブクオフの500円コーナーですけど(笑)。

"Fallen"EVANESCENCE
"Intuition"TNT
"Beside〜美彩'd"V.A.
"No Fuel for the Pilgrims"D.A.D
"Human"T-SQUARE

EVANESCENCEは今更すぎですかね(笑)。しかしこうしてアルバムで聴いてみると、カッコいいんだけど、マジでゴシックメタルそのまんまですなー。にも関わらずライナーの有島氏はなんでメタルって単語や括りを不自然に避けるかねー。メタルじゃないものをメタルにむりやり括ってしまうメタル界隈の人間もアレだけど。

↓"Going Under"はそれほどでもないけどね。アルバムが進むごとに、ソレっぽい色彩が増してきます。

最近気に入ってるもの

雑記からの流れで話を進めますが、そんなこんなでメタルとかハードロックとかも好むものがガラリと変わってきております。ハードな音楽自体は全然好きなまま、というか、ハードな要素は僕にとっては依然不可欠なままなんですが・・・スピーディなものでもなく、大仰なものでもなく、なんというか全体通して落ち着いたものに魅力を感じるようになってきましたね。ポップなものが凄く好きになってきたし。

最近気に入ってるのは、こんなところ。


"Departure"DEPARTURE

今聴いてる中では一番のお気に入り。産業ロックと言われるポップなハードロックなのだろうけど、とにかく楽曲、演奏、アレンジメント、録音・・・と全ての面で一級品で、耳にしてての心地よさは抜群。この手の音ってなんかメロディばかりが重視されやすいけど、実際はそれらを支える他の部分がキモだと思うんですよね。本当に聴いてて飽きがこない。基本路線がわりかし定まってて、曲のタイプの振れ幅が比較的小さいのも、気に入ってる理由の一つ。中古屋では投売りされてるげだけど、オススメですよ!

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"Frontiers"JOURNEY

"Separate Ways"目当てに購入した一枚。あくまでハードなものを・・・という欲求に応えてくれない部分も多いため、曲飛ばして聴くことも多かったりするのだけど、それでもCDを手にする機会は最近多い。この辺の所謂「産業ロック」の大家、今更ながら今後本格的に追求していきたいですね。BOSTON、NIGHT RANGER、STYX、KANSAS等等・・・。ある方にYOU TUBEで教えてもらったSTAN BUSHも良かったな。

貼り付けが出来ませんが、"Separate Ways"はYOU TUBEでこちら。

http://www.youtube.com/watch?v=sxxOyGK1pMk

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"Pride"WHITE LION

所謂LAメタル。適度な湿り気と、色彩豊かなフレーズを終始叩きだし続ける超テクニカルなギターが大変心地よいし格好いい!当初はそのギターにやりすぎなものを感じたりもしたけど、まあこういうのもアリだよねと今は納得出来ている。当然曲も良いもの揃い。

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"World on Fire"TOUR DE FORCE

これも一応産業ロックに位置されるようだけど、キーボードの重厚さが気持ちいい一枚。キーボードをあくまで適材適所に抑制させているDEPARTUREとはある意味対称的。高品質盤だけど、サウンドプロダクションにやや安いものを感じるのと、何より曲があまりに多すぎるのがタマに傷。いくら捨て曲ないったって、17曲はなー。本来2枚に分けるべきでしょう。

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"Heat of Emotion"CAUGHT IN THE ACT

緻密なメロディックハード系サウンドを聴かせるUS産バンドの2nd。"Relapse of Reason"も相当なものだったけど、こちらもかなりのもの。大仰ではないけど湿り気豊かで、時には荘厳さすら感じさせる。そのバランス感覚が魅力。ただ、そうした面に注力しすぎてるせいなのか、ロックンロールらしさがあまりに引きすぎてるのが、個人的には難といえば難。躍動感はやはり欲しい。

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"We Come Out at Night"DISTURBANCE

ブクオフで安かったのでなんとなく拾ってきたのだけど、これは結構掘り出し物だった。ワイルドなハードロックンロールで、少し前までは(GUNSのような別格を除いて)あまり好きなタイプのサウンドじゃなかったんだけど、最近はこういうのが馴染む。堂に入ってるだけでなく、曲が良いんだろうね。

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"Chewing on the Bit"DIRTY LOOKS

これはちょっとメタル色強いか?確かにAC/DCのような感触は感じられど、スピーディーなナンバーは昔のJUDAS PRIESTをちょっと彷彿させたりも。ここぞというところでしっかりキメてくれるキャッチーさがグー。

楽しい音楽

自分の人生観って、音楽に多大な影響を受けてきたことは前々から自覚はしてきたけど、実は影響というより、人生観すなわち音楽観そのものなのかもしれない。刺激的な日々を望むと聴く音楽もまたそれに沿ったものになり、刺激的な音楽を望むと、日々の生活もまたそれに沿ったものになる・・・。

最近、人生観が少なからず代わる出来事がありまして、まさにそれを契機に「人生刺激ばかりじゃ本当にダメなんだ」と痛感いたしまして、またそれを境に・・・欲する音楽もガラっと変わってしまったのです。そう、「刺激の音楽」に急に魅力を感じなくなった。ブラックメタルデスメタル、ハードコア、グラインドコア・・・あれだけ好きで散々聴いてきたこれらが、今あまり魅力を感じなくなってしまっている。それも急に。

それでも無理矢理聴こうとすると・・・心が条件反射的に刺激モードに移行させられそうになり、以前ならそれが心地良かったのが、今は・・・途端に悲鳴を上げそうになります。

そんな僕が最近欲してる音楽は・・・とにかく「楽しい」もの。実のところ世情が悪くなりはじめて以来、古き良き時代のノスタルジーに浸るがごとく80年代のものを追いかけるようにはなってたんですが、それが今生きてきてるかな、と。人からは後ろ向きなスタンスに映りかねないだろうけど、音楽のために生きるんじゃなければ、休みの一時を楽しく過ごすため、自然に楽しめるものを追求するのは前向きなことじゃないのかな、と。

とはいえ、ブラックメタルは結果的に今はっきりと「嫌い」になっちゃったからまあいいとしても、スラッシュとかデスとかコアとかはまた聴けるようになっていきたいなぁ。レイドバックしたままというのも、ちょっと。

それはそうと、Peter Hammill5月末に来日しますね。既にハミル友な人(笑)に頼んで、チケット確保してあります。楽しみであります。

COCTEAU TWINS/TIAMAT

AmazonにてCDを2枚ほど買った。もうアグレッシブなノリは意識して避けて、COCTEAU TWINSの"Garlands"と、TIAMATの"Judas Christ"というチョイス。

COCTEAU TWINSは、これまで"Treasure"は持ってて、これはとても好きなアルバム。だけど、どうも綺麗すぎる嫌いもあって、この感触でもちょっと毒があるといいなーと思いつつこのデビュー作を今回購入したんですが・・・いやはや、こちらはこちらで毒ありすぎだー。とにかくエリザベス・フレイザーのヴォーカルが異様に狂気がかってて。特に声裏返したときが「ヒヒッ」って感じで不気味さ満点。曲調も"Treasure"のキラキラ路線の面影すらどこへやら。曲もギターの歪み方もダークネスさ加減炸裂。これはゴシックロック/ポジティブパンクの枠に入れてもいいアルバムでしょう。

ゴシックロックは好きなのだけど、ゴシックメタルは実は案外好きなものは少ない・・・のは、もしかしたら毒のなさゆえなのかもねー。このTIAMATのアルバムもそんな感じ。非常に耳障りは良いのだけど、そのまま流れてってしまう。うーむむむ。まあ、もうしばらく聴きこんでみるつもりですが。

一方、ゴシックメタルでもANATHEMAとかのあの暗ーく重ーく悲ーしくでも美しいものは好きなのだけど、あちらは今ではフューネラル・ドゥームなる枠で語られることも多いようで・・・。んなら、いっそのことそちらを追求するのもいいかな。しかしねーこの辺も自殺野郎がカリスマ視されてるように見えて、その辺で敬遠したくなるんですよね。もーそういうのはいらないので。

"Silent Enigma"ANATHEMA

FORBIDDENびふぉーあふたー

もういっちょ、びふぉーあふたー。

先日ついにTHRASH DOMINATIONで初来日を果たしたFORBIDDENの、全盛期とも言える1stアルバムリリース後のライブ映像。熱心なファンなら、この"ULTIMATE REVENGE"の映像は観てることかと思いますが、いやー圧倒的なパフォーマンスですな。この演奏、そして歌は本当に我々と同じ人間なんでしょうか?

で、その初来日の模様はどんなもんだったのでしょうか。自分のっぴきならない諸事情で行けなかったのですが、とりあえず近年のライブ映像はYOU TUBEに落ちていたので、早速期待に胸膨らませながら・・・。

at Graspop 2008


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・・・
(><)

演奏は悪くない、ということにしよう。しかしラスの歌の咆哮化&劣化っぷりが・・・涙なしに見られないよう。歳経てるのだから、昔みたいな超人ハイトーンで歌えるわけないだろって?いやーだってまだこの人40代ですぜ?同じく劣化が激しいロブ・ハルフォードですらまだまだちゃんと歌えるぜ?同世代のスラッシャーでもっと声を維持している人は結構いるぜ?

THRASH DOMINATIONではベストアクトに挙げてた人は多いし、まあ思いいれを含めればそれも分かる。なんのかんので格好いいは格好いいし。しかし、自分がもしその場にいたらどうだったかなー。ショック死とまではいかんまでも、結構落ち込んだかも。

求めすぎなのかな。でも、それだけかつてこの方の歌にはヤラれたタチなんですよ・・・。

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TUSKびふぉーあふたー

まずはこちらをごらんくださいませ。

はい!御存知の方には言わずと知れたZi:KILLでございます!!初期でございます!!名曲「憂鬱」でございます!まあ、初期Zi:KILLは名曲ばっかなんですが!!いやー、このBAUHAUSからの影響丸出しなエキセントリックなパフォーマンス、たまらんですねー。

さて、そんなパフォーマンスの中核を担ったフロントのTUSK氏、CRAZEでの活動を経て、現在本名でアコースティックのソロ活動をしていることも御存知の方には言わずと知れているかと思います。同じく美形ミュージシャンで鳴らした元KATZEの中村&尾上コンビが、「愚息」としてあれだけ音楽的に素晴らしく成長しているのだから、同じく20年以上ロッカ一筋で人生を歩んできたTUSK氏・・・もとい板谷祐氏もおのずと期待は高まるというもの。今回YOU TUBEでなんとその映像を発見したので、胸躍らせながら拝見いたしました!

・・・うーん、うーん、うーん・・・。

まあ、歌のスタイルが昔を思わせるのは嬉しいんですけどね。体型についてはもうノーコメント(笑)と言いつつも、中村敦氏ほどに説得力を伴ってきてれば、見てくれの違和感なんて吹っ飛ぶんだけど、祐氏の場合まだそこまでの域には・・・というのが率直な感想。まあ、今後その中村氏や遠藤ミチロウさんのように、全国津々浦々回ってでも歌に磨きをかけていかれることを心より期待してます。少なくともZi:KILLの"Desert Town"あたりまでは今でも大好きなので。

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ようつべをだらだらと見てたら

何故かUP-BEATの動画にたどり着いた。

"Dear Venus"

実のところ、UP-BEATって存命時は、なんか洋楽オタ臭さが鼻について少し敬遠してた嫌いがあった。「外人になりたい」コンプレックスが伺えるバンドは嫌いなので。しかし、この曲が収録されてる"Hermit Complex"はなんのかんので良く聴いたし、こうしてライブを観ると…メッチャ格好いいね!!この曲に関しては、サビでのコードの引っ掛け方とか、そういう洋楽的なセンスが見事にハマってると思うし。

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ゲーマガっていうゲーム情報雑誌をパラパラめくってあれこれ読んでたら、美少女ゲーム「キラ☆キラ」のプレステ2版に、なんと!なんと!NEW ROTE'KAがゲーム中にも出演!!だそうで。ちゃんと絵も描き下ろされてるようです。こりゃスゴイ。これだけでこのソフト買いたくなってきた。このチョイスがさすがあの社長らしいねぇ…チョイスで会おうぜ!!(意味不明)。ていうかmilktubとこのバンドは仲いいんだっけか。

ちなみにNEW ROTE'KAってこんなバンドです。あえて20年前の映像を。今振り返ると、こんなにメロコア、青春パンクを先取りしたバンドっていなかったんだなぁ…。

"to be HARLEM"

丁度出てきたのがバンドブームの少し前、メジャーデビューがブーム真っ最中のときって感じだったと記憶してるのだけど、当時は正直ジュ○スカみたいな軽薄なバンド扱いしてたよ、自分。こんなに残るとは夢にも思わなかった。でも今ならこのバンドの芯の太さや格好よさが分かるし、生き残ってきたのも分かる気がする。インディだけど、かなり活動は活発に見えるからね。機会を見て、「今」の彼らのアルバム聴いてみたい。

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こんな感じで、昔を懐かしむような日々。ノスタルジー?でも、20代の時周りにいいように奪い取られたものを、ようやく取り戻せてきた感じだよ。これでいいんだ、間違いなく。