自画像と実際の顔にえらくギャップのある漫画家

石黒正数がイヤミなほどコレだと思う。本人は絶対自分のハンサムさを自覚してるはずだくそー。

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今の派遣会社が、幸いにも正社員登用ありなど良い話を色々持ってきてくれてるので、ホっとしとります。こりゃなんとか食いっぱぐれることはないかな。しっかし、こういうところが良い話を沢山持ってるんだなぁと今更ながら痛感。職安なんてロクな求人ないもんな。

本当の本気で雀の涙みたいな給料で今までやってきたんで、せめてこの機会に存分に利用させてもらいますよ。で、めでたく正社員の話が決まれば、めでたく自分も流浪生活にピリオドですわ。なんとかなってくれよ〜。

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本日のBGM:"Judgement Bell"SEVENTH SON

http://www.myspace.com/seventhsonmyspace

正統派のヘヴィメタルを聴いて、久々に目頭が熱くなった…。いや、これは凄いよ。マジで凄い。伝統の上に惰性のあぐらをかくことなく、安易な進化や実験といった甘言の前に自己喪失することもなく、自ら信じる音を追求し、鍛錬を重ねに重ねた音がここにある。そんなバンド、今日本じゃもしかしたら彼らだけなんじゃない?既に日本のメタルに失望してしまった身としては、そんなことも思いたくなったり。

QUEENSRYCHE+ヨーロピアン色というスタイルは、前身のGUARDIAN'S NAILからのものだけど、あの時は色々な点で一枚岩になりきれず、結果そのまま音楽性自体が空中分解を起こしてしまったように思う。しかし、うち2人のメンバーはそのまま求道の歩みを続け、そうしてついにここまでの音にたどり着いたと考えると、自分は単なる一介の聞き手でしかないにも関わらず、なんだか感慨深い気持ちになってくる。

正直、初期の印象はあまり良くはなかった。それは結局ヴォーカルの問題。断っておかなければならないが、それでも日本の水準としては決して悪くはなかったし健闘もしてた。しかしそれでも…。今も昔も日本のメタルのサポーターをやるということは、ヴォーカルの問題をどう擁護するかという宿命と立ち向かわなければならないんだけど、もうあの頃になると正直それに疲れを感じ始めてしまっていたから。

現在ヴォーカルを勤め、無論このアルバムにも歌声を納めているのは、元ZEAL CAMERAの山崎氏。ZEAL CAMERA時代は、ステージパフォーマンスがなんだかやたらと大仰な印象ばかりが強くて、歌に意識を向けにくかったのだけど、いやはや、こんなに上手い方だったとは!ジェフ・テイトタイプでありながら、この手にありがちな声域や声量の見せびらかしに傾倒することなく、単純に歌の上手さ、魅力で勝負しているのはとても好感が持てる。ヘヴィメタルという括りを超えて「音楽」として世に提示するなら、結局それはとても大切なことなんですよね。

そんな強力なボーカルを、相変わらずの巧者っぷりを発揮する元GUARDIAN'S NAIL組の2人とベースがガッチリ支えることにより、勢い任せになることなく、じっくりと丁寧にリフやフレーズの一つ一つ織り込み、これだけスケールの大きい曲や音を作り上げているのは、もう圧巻の一言。

音質が若干厳しいのが残念なのですが、でもKENSOみたいに普通に社会人やりながら、インディの環境においてある程度のペースでけじめを付けて音源を出すとなると、もしかしたらこれくらいが限界なのかもしれない。しかし、その上で良くある趣味バンドではなく、プロフェッショナルな意識を確かに持ち合わせていることは、実際に聴いてもらえば分かるはず。バンドとしてのレベルが、音の作りこみが、そんじょそこらとはケタが違いますから。初期QUEENSRYCHEやCRIMSON GLORYが好きな人あたりには、一聴をお勧めしたい!!これこそ「日本にもこんなバンドがいるんだ!」と誇るに相応しい存在だと思う。

"Inside Crazy"(Live)