ヘンリー・ダーガー

高橋葉介氏の公式サイトを何気なく読んでたところ、近況にて

『「非現実の王国で/ヘンリー・ダーガーの謎」を観ました。』

なる記述が。

ん?観ましたってヘンリー・ダーガー作品がなんだか映画かなにかになったかのような言い表し方。気になって調べてみたところ…ホントに映画になってたんだ。しかも2004年って随分前(笑)

http://henry-darger.com/

うわぁ、これは観たいなぁ。ここんところ近所のシネコンも本当にクズ邦画かアニメで占められるようになってしまい、映画自体への興味が急激になくなりつつあったんだけど、これは是非観たいと思える。まあ、例によって単館上映なわけですが…GW中までなんとか上映持たないかな…厳しいカナァ〜。

ただ、これ…肝心の内容が全然見えてこないのは正直気になる。彼の人生のドキュメンタリーものなのか、それとも「非現実の王国で」の映画化なのか。トレイラーを見ると、その両方を折衷したって感じもする。まあいずれにしても興味津々なのですが。

ダーガーを御存知でない方は、はてなキーワードWikipedia読んでもらった方が早いです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC

ちなみに、自分はダーガーの存在を知ったのは数年前だけど、実はダーガーの作品にまともに触れたことはない。というか、触れないようにしてきた。20代までは、アウトサイダーアート、というか、狂人を自称する人の芸術に(主に音楽方面で)のめりこみかけたことすらあったし、固定概念に対するカウンターとしての意義は確かにあると思うのだけど、それは言い換えれば劇薬であり、日常的に摂取するもんじゃないよな、という結論に至ってしまったから。

ただ、彼の人生については、興味は強いし色々知りたい。漫画、特に同人方面のある側面に慣れ親しんでいる向きにとっては、少なくともどこかシンパシーはあったりするしね。