De Mysteriis Dom GRADIUS2

2ヶ月以上も放置してました。久方ぶりの更新です。

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近況なんですが、ゲーム作ったりやったりがメインの生活になってて、音楽とかあまり聴いてませんでした。まあVdGGの来日公演行ったりとかありましたが、この件はまたの機会にでも。

で、最近主にハマってたのは、かなりレトロものになりますが、MSXグラディウス2

近頃PSPの復刻版でちまちまとやってたんですが、昨日朝なんとかクリアした〜!当然往復で。でもリファイン+ガリウスの迷宮同時差しという軟派設定で(笑)。しんどかったぁ〜!

ガリウス」同時刺しにより、死んでも装備失わないようにしてたので、やりこめばそんなに難しいところもなくなっていったのだけど、行きのラスト、シナーとアバドン艦がかなりてこずった。シナーは速攻に掛けることで開き直るとしても、アバドン艦のトコロテンレーザーが…。切り返しのタイミングが非常に難しく、そもそも3速以下だと切り返せないような気がするのだけど。

ここさえ越しちゃえば、あとの復路はラクチン。と言いつつ、レーザー跳ね返しザコにやられてたりしたけど(笑)。ヴェノム艦は、安全地帯を事前に知ってたんで、二度目の挑戦でなんとか倒せました。

往復でクリアまで1時間以上かかるという、今の時代ではありえないようなシューティングだけど、それでも長さを変に感じさせることなく、飽きずに楽しめた。今でも、見てくれはともかく楽しさは全く色あせてない。紛れも無くMSXゲームの金字塔であることを、再認識した次第です。

さて、次に目指すは同時刺し設定なしのクリアかな…。その次は、恐怖のリファイン設定なしで(笑)。

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(以下、唐突にメタル絡みな話に)

さて、このゲームのキャラのネーミング、分かる人には分かるのですが、このソフト制作当時の、主にマイナーリーグなメタルバンドの名前で固められています。

ヴェノム(VENOM)やアバドン艦(Abaddon:そのVENOMのドラマー)は言わずもがな、ソッド(多分S.O.D)とか、ライオット艦 (RIOT)とか、オンスロート(ONSLAUGHT)とか、ミスフィッツ艦(MISFITS)とか、ダイアモンドヘッド(DIAMOND HEAD)とか、バソリー(BATHORY)とか、メイヘム艦(MAYHEM)とか…

ちょっと待て、MAYHEM?????(驚)

アメリカとノルウェーに同名異バンドがあるけど、サタニックスラッシュ系である程度固めてあるということは、まずノルウェーの方だよな、これ…。

いや、RIOTやDIAMOND HEADは言わずもがな、BATHORYとかもなんのかんのでBURRN!に載ってた(&ヒドい評価されてて別の意味で有名に)ので、ここまでは「ああ、萩原一至系なイタいメタラーなんですね。分かります(苦笑)」で片付けることが出来るのだけど、MAYHEMって…アルバムデビューがこのグラ2と同じ、 1987年。しかも「あの事件」で1993年ごろに一気に有名になって以降はともかく、それ以前は、本当に日本じゃよっぽどの偏執的なメタラーでもなければ認知されてなかったはず。

・「あの事件」を含めたMAYHEMの参考資料。物騒なエピソード満載です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%98%E3%83%A0

BURRN!などではアルバムレビューですら取上げられてなかったし。名前はまだしも、実際の音までたどり着いてた人は、有名になる前は日本じゃ多分100人いなかったんじゃ。そんな日本で彼らに唯一注目してたメディアは、僕が知る限り伝説の武闘派メタルファンジン"F.E.T.U"ただ一つ。様々な事情で再評価される機会がないファンジンなのだけど、なんと伝説のヴォーカリスト、DEAD在籍時のインタビューやってるんで、今考えるとそれだけでも物凄い功績と資料的価値を残してるんだけどね…まあそれはさておき。

つまりこのグラ2のネーミングを担当したスタッフは、一般メタラーからしたらそんなF.E.T.Uみたいな超超超超マニアックな本を読んでたり、メタル音源を海外にまでメールオーダーしてデモテープレベルまで買い漁り、ANTHRAXDEATH ANGELやOVERKILLやOUTRAGEをポーザーと切り捨て、BURRN!ロッキンfのことを「雑死」と罵るような、とてつもない極道メタラーであったことがプロファイリングで推測できます。こえー。超こえー。って本当かよ(笑)でもゲーマー視点のみならず、メタラー視点でも、ぜひとも一度お会いしてみたいですね、このスタッフの方。

"Carnage"MAYHEM